皆さんは、現在の地域で自治会や町内会に参加していますか?
参加している場合、回覧板が回ってくるでしょうが、「もうそろそろ廃止してほしい」と感じることもあるかもしれません。
この記事では、以下のトピックについて詳しく説明します。
回覧板が続いている理由
回覧板を廃止するための方法
回覧板を廃止する際のデメリット
回覧板をなくすことも可能ですが、デメリットも踏まえたうえで、慎重に決定することが重要です。
回覧板をやめたい3つの理由
私が回覧板を廃止してほしいと感じる理由には、衛生面への懸念、情報の有用性の低さ、そして頻繁な回覧頻度が挙げられます。
衛生面への不安
私の地域では、厚紙でカバーされたバインダー型の回覧板が使われていますが、独特な匂いが気になることがあります。
特に梅雨時には湿気で古びた家のような匂いがし、20世帯以上で共有するため、感染症対策として消毒が必要だと感じます。
時には自分で消毒することもありますが、過剰な対応かもしれません。
情報の有用性が低い
情報の内容は人によって評価が異なりますが、私の場合はあまり役立つ情報が含まれていないと感じます。
時々重要な情報が混じるため確認が必要ですが、関連性の薄い情報が多く、質や量に疑問を持っています。
頻繁な回覧
私の地域では週に1回以上の頻度で回覧板が回ってきます。情報をもっとまとめて、月1回程度の頻度で回覧してほしいと感じることもあります。
回覧板がなくならない理由
回覧板には不満もありますが、インターネットのない家庭への情報伝達、閲覧確認、地域住民や高齢者の安否確認といった重要な役割も担っています。
特に高齢者が多い地域では、その意義が大きいと考えられます。
インターネットがない家庭への情報伝達
若い世帯が多い地域ではデジタルツールが一般的ですが、高齢者が多い地域ではそれが使えないため、紙の回覧板が最も手軽で便利な情報共有手段として機能しています。
閲覧確認のためのサイン
回覧板にはサイン欄があり、情報を確認したことを証明できます。これにより「知らなかった」というトラブルを防ぎ、内容に目を通す意識を高める効果もあります。
高齢者や地域住民の安否確認
一人暮らしの高齢者が多い地域では、回覧板が安否確認の手段にもなります。
回覧板が戻ってこない場合、異常の兆候があると認識でき、近隣住民が気にかけるきっかけにもなります。
回覧板をやめる際の対処法
回覧板をやめたい場合、自治会や町内会から脱退する選択肢があります。
回覧板は会員に情報を伝えるためのツールですが、加入は義務ではないため、自治会や町内会を抜けても法的なペナルティはありません。
回覧板が必要でないと考え、脱退する人もいます。
回覧板をやめる際の相談方法
回覧板をやめたい場合は、まず自治会や町内会の代表者に相談しましょう。
場合によっては、何度か話し合いが必要ですが、迅速に了承が得られることもあります。
自治会や町内会から同意を得たら、地域の住民に自ら説明する必要があることも。説明や手続きが負担に感じる場合、現状維持が無難かもしれません。
やめたい理由を明確にしておく
相談時には、納得できる明確な理由を用意しておくことが重要です。例えば、以下のような理由があれば話しやすくなるでしょう。
- 外出が多く、回覧板の回覧が遅れて迷惑をかけている
- 必要な情報はインターネットや地域の雑誌で入手できている
- 感染症対策で感染リスクを懸念している
断る際には、礼儀を守り、丁寧な対応を心掛けることが大切です。
直接会って話すことの重要性
相談する際は、メールや電話だけで済ませず、直接顔を合わせて話すようにしましょう。
第三者経由で伝えることは避け、自分の言葉で説明することが誤解や不信を防ぐポイントです。
メールでは意図が正確に伝わりにくいこともあるので注意しましょう。
回覧板をやめることのデメリット
回覧板をやめると、次のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 地域から最新情報を得ることが難しくなる
- 近隣住民から冷たい視線を向けられる可能性がある
- 高齢者の見守りが手薄になる恐れがある
- 地域イベントに参加しにくくなる
- ゴミ捨て場が利用できなくなる可能性がある
- 災害時の情報共有から外れる恐れがある
地域のゴミ出し当番や子どもの登下校見守り、地域清掃、祭りの準備作業など、地域独自の情報は得にくくなります。
また、地域の役割を果たさないことで批判を受けることもあるため、慎重に判断しましょう。
まとめ
この記事では、「回覧板をやめたい理由と、なくならない原因や対処法」について解説しました。
衛生面への懸念、役に立つ情報が少ない、頻度が多すぎるなどの問題がある一方で、回覧板はインターネットがない家庭への情報提供や住民の安否確認などの役割も果たしています。
脱退すれば回覧板の受け取りは不要になりますが、地域とのつながりが希薄になることで生活が不便になるリスクもあります。
回覧板への考え方は人それぞれですが、ある人々にとっては重要な情報源です。地域のつながりを大切にしながら、うまく付き合うのが理想的でしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。